2016年10月2日

防災講座

 お宮掃除の後、福祉会館にて防災講座『白いタオル運動について』を開催しました。
これは扶桑町のDサポート丹羽という防災組織が『白いタオル運動』を行っているという話を聞き、是非新井地区でも取り入れて被災時の安否確認に活かせたらということで、勉強会として開催したものです。講師にはDサポート丹羽の前会長の近藤泰樹議員をお招きしました。
 地震などの災害発生時には被害の規模が大きければ大きいほど警察・消防などの支援は望めない状況に陥ります。そこで発災直後は近隣住民同士が助け合って対処するしか方法はありません。
 まずは「自助」で自分の命を守り家族の安否確認を確認します。そして次に「共助」で隣人の安否確認、近所の要支援者の支援などを行います。そして自治会単位での防災組織の機能が求められます。最後に「公助」で警察・消防・市などの支援が届くようになりますが、大規模災害の場合は最悪一週間以上かかることも考えられます。
 ですからその前に「共助」による支援がとても大切になります。この共助の段階における安否確認に役立つのが白いタオルによる「無事です」という意思表示です。家財などに挟まれ助けを求める状況になると『72時間の壁』と言われる時間との戦いとなります。タオルを掲げた家は中に入って安否確認する必要がないということで、時間短縮に貢献します。
 新井地区では今年からこの『白いタオル運動』を防災訓練として取り入れて訓練していきます。


福祉会館で開催されました
講師は扶桑町の近藤泰樹氏と早岐優一氏
総勢130名ほどが参加されました
公民館にも椅子席を設けました