2018年1月1日

新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は幸いにも羽島地域においては大規模災害はありませんでしたが、一昨年の熊本地震・糸魚川市大規模火災、昨年の九州北部豪雨や度重なる大型台風の襲来など、被災地の惨状がテレビ・新聞等の報道で嫌という程見せつけられました。
 日本列島に住む限り自然災害からは逃れられません。それならその大災害に備えるしかありません。
 わが新井区でも2013年から新井区独自の防災訓練を実施して区民の防災力強化に取り組んで参りました。また一昨年からは安否確認を迅速に行うための『白いタオル運動』も防災訓練に取り入れております。
 しかし防災対策としてはまだまだこれで充分と言える段階には達していません。
 各地の被災地の実例が示す通り、大規模な災害が発生すると発災当初は公的な機関がすぐには機能しません。災害に見舞われた住民を救助できるのは自分たちだけです。
 まず自分が無事に生き延びて(自助)、自分の家族・近所の人を助けて(共助)共に災害を乗り越えなくてはなりません。公的な援助が始まるまでの数日から数週間は自分たちだけで何とかするしかないのです。
 そのためにも区民ひとりひとりが「助けられる側」ではなく「助ける側」になって地域の防災力を更に強化しなくてはなりません。
 今年は「新井区自主防災組織」を人材的にも組織的にも更に強化し、新井区の防災力を確かなものとすべく取り組んで参る所存です。
 区民の皆さまのご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。

平成30年元旦
新井区長 伊藤 國彦