2013年10月14日

秋祭り

新井区の秋祭りは毎年10月に行われます。平成25年度は10月13日(日)に行われました。
祭りは『幟立て(のんぼりだて)』よ呼ばれる神社の幟旗(のぼりばた)を立てる行事から始まります。
祭りに先立つ10月6日に高彦神社の境内、参道に合わせて6本の幟旗が立てられました。
何故こんなに高い幟旗を立てるのかは諸説ありますが、神が降りてくる目印として先端に杉の枝を付けて白くはためく旗を立てたと言われます。高い建物が無かった昔は遠くからも幟旗がよく見えたことでしょう。
長い柱を支える支柱を埋め込む穴を掘ります


柱に旗を通して先端に杉の枝を縛り付けます


三方からロープで引っ張り柱を立てます

青空にはためく幟旗が見事に立ちました
また、同時に提灯が飾られました。夜は明りが灯されとても素敵な景色となります。
前日の10月12日には『百八灯』と呼ばれる神社の神様をお迎えする行事も執り行われました。
本殿の前、拝殿の前、そして参道入口の3箇所に提灯を飾ります
参道入口

百八の赤い提灯に蝋燭を灯します

『百八灯』の幻想的な風景

そしてお祭り当日。朝から『お宿』と呼ばれる獅子頭をお祀りする家の当主に導かれた子ども会の皆さんと主役の子供たちが青い祭りハッピを着て高彦神社に集まってきます。
宮司さんに健康と安全を祈願していただき皆でお祓いをしてもらいお祭りの開始です。
お神酒を手にお宿の当主がお獅子を先導します
拝殿前に並べられた獅子頭
宮司さんに祈祷、お祓いをしてもらいます

子供たちも柏手を打ってお参りです
いざ、地域の家々を獅子頭を先頭に練り歩きます
いよいよお祭り本番。
呼子笛の「ピッ、ピッ」という音頭に対し鐘や拍子木が打ち鳴らされ、子供たちの元気な「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声が町内を駆け巡ります。
男獅子と女獅子が対となって大団扇や鐘、拍子木で盛り上げます
とてもいいお天気で暑くなってきました

ご祝儀をいただいてお獅子が喜んでいます
お宿は前日からお獅子をお迎えして準備をします

祭壇に祀られた獅子頭とお供え

お宿は子供たちの休憩所にもなります

いいお天気に恵まれおもいっきり「ワッショイ、ワッショイ」と練り歩き無事お祭りも終わりました。
子供たちの心にいい思い出が残るといいと思います。また地域の皆さんも子供たちの元気な声がまた今年も聴けたと喜んでいただけたことと思います。
あとは後片付けの『幟倒し(のんぼりたおし)』です。
無事に柱を倒して幟旗をきちんと片付けて祭りは終了となります。 
提灯も片付けが始まりました
全員で声を掛け合いロープを引っ張り柱を徐々に倒します

無事に倒して倉庫に運びます